こんなこと殿に言ったら、じゃぁ結婚するんじゃなかったねってショック受けられるかもしれないけど、
ほんと、人生最大、おもしろくない日々。
失恋して、這うような気持ちで過ごしていた日々よりも、
今の方が苦しい。
父と祖母が癌で、同時期に二人が入院、通院していた時期がある。
告知されていた父。
命があと少ししかないこと、体が思うように動かないことで、
真面目な父はイライラし、
祖母とよくケンカをしていた。
怒ることなんてなかった父が、私に向かって大きな声を出したり、
そりゃぁもう、ツライ日々だった。
弟は大学で県外に出てたし、
母は愚痴ったり、反論したりする人じゃないし、
とにかくその状況に付き合うしかなかった。
毎日のように病院に出入りしてた時期も。
母が父につきっきりになり、
仕事から帰って、犬の散歩に行き、
家のことを私がしなくちゃいけなかったこと。
なんかとっても大変だったけど、
でも充実感があった。
合間を縫って、しっかり友達とも遊んでいたし、
時にはお酒を飲んで泣くような状況でもあったけど、
惰性とかじゃなかった。
車運転しながら泣くこともあった。
今でも義母との生活に泣きながら会社から帰ることもある。
でも、苦しさが違う気がする。
家族をいとおしく思って流す涙と、
他人に対するどうしようもない苦痛の涙。
『家族』だったなーと思う。
小さい頃からの家族の記憶がすごく輝かしい。
私もにぎやかな家に里帰りしたかったなー。
殿の親は離婚しているので、
あまり家族のほほえましい思い出がないよう。
写真もない。
殿の赤ちゃんの写真見てみたいのにな。
義母がああやって彼氏とか家に連れ込むような状況。
義母と家族になれない私。
子供が産まれたら、状況変わるのかな。
こんなことを考えながらぼーっと天井を見てる日々。
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