痛みに耐える
病院へ行くと子宮口が2cm開いていた。
「入院どうしますか?」と言われ、
えぇぇ!まだ入院するわけじゃないのーーーー!と驚く。

このまま家で痛みに耐える自信がなかったのと、
家に帰ったところで朝方また病院へ来ることになるなら、
もう病院にいたいので、入院を希望する。

陣痛室へ。
検査や問診などされ、痛みに耐えながら答える。
母は一旦家に帰ることにした。
電話の看護婦とは違い、親切な看護婦さん。
痛みで愛想笑いも何もできない私に優しく接してくれる。

ベッドに一人になり朝まで痛みと戦うことに。
枕元のペットボトルのお茶が飲みたくても、手を伸ばすのがやっとの状態だったけど、
だんだん陣痛とうまく付き合えるようになり、
途中うとうとと寝たりする。

トイレに行くのも、看護婦さんによっかかって、歩くのもやっと。
おしっこしたい感覚はあるのに、出ない!
てゆーかどうやっておしっこすればいいのかわからなくなる。

朝6時頃、また母が来てくれた。
7時半、朝ごはんが運ばれて来たときには、
何が来たのか見る余裕もない。

ダンナはどうしても抜けられない仕事が入っていて、
病院には来られなかった。

ちょうど助産士の研修生が2人いて、
「お手伝いさせてもらいます」と挨拶をされる。
痛みに耐えながら私も「よろしくお願いします」と言う。

研修生が実践で勉強するのは大切なことなんだけど、
陣痛に耐えている私は、助産士が研修生に指導してるのがうっとおしいと思ってしまう時もあった。
逆にお産の流れを経験しながら指導を聞くことになり、
私も勉強になったこともあった。

10時頃、義母が来る。
悪いがもう義母の顔を見ることすらできなかった。
こんな時に義母の顔なぞ見たくないので、こんな状態でよかったなどと痛みの間に思う私。

陣痛でイキみたい感覚というのが出て来た。
これか!イキみたい感覚とは!
「フッ フッ ウーーーーン」と自然と呼吸がそうなった。
すると助産士に「そうです!上手です!」と言われる。

肛門から腸が出て行きそうな感覚。
すると看護婦や研修生がお尻の穴をぐっと押してくれる。
お産への手助けがすばらしい。
こうやって皆さんが助けてくださるのね!

「それではイキみ始めましょう。赤ちゃんを出口まで下ろしておいて、分娩台に上がってつるんと産みましょう!」と言われる。

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