お産のお話が途中で止まっていたので続きを。
分娩台に行きましょうと言われても歩けない。
助産士、看護婦にしがみつき、なんとか分娩台に上る。
その間にも絶え間なく陣痛の波はやって来るわけで、
時々「あぁぁぁ、来た・・・ひぃぃぃっ ひぃぃぃっ」と耐えつつ、分娩台に横たわる。
なにやらあれこれカバーを着けられる。
時計を見ると12時20分くらいだった。
「よし、1時までには産むぞ!」と誓う。
もう、どうにかなりそう。
この痛みから早く逃れたい。
気絶してしまいそう。
いや、気絶してしまいたい。
壮絶な波が後から後から押し寄せてくる。
もう出そう、出そう、出そう!!!
どうにもならない、肛門へ向かうぐおーーーーーっとした力。
たぶんウンチが出てる。
いや、出てる、絶対出てる!!
足を台に乗せて固定しようとされるも、
「痛い、痛い!」
「私と一緒で硬いわねーーー」と看護婦に笑われる。
体は硬い方ではないのだけど、そんなに今、足、開けないよー。
喉はからっから。
研修生が心遣いでうちわで顔を仰いでくれてるのだけど、
口の中がからっからになるばかり。
横で水差しを持ってくれてる看護婦に「みずぅぉ、みずぅぉ!!」と飲ませてもらう。
うちわはやめてほしかった。
どうやら私の陣痛は大きいのと小さい波が交互に来ているらしかった。
「これは!!」と思う波を自分で判断し、イキんでと言われるが、
そのうち何がなんだかわからなくなる。
何度イキんでも、イキんでもビクともしない。
もう体力限界。
もう気を失いたい。
切って出してくれ。
そうこうしているうちに、パフッ!!!!と何かが弾けた感じ。
出たのか?出たのか?
「破水です!!」と看護婦。
えーーーーーーー!!!!!!
すんごい頑張って、もう体力なんてないのに、
今の、破水なのぉぉぉ???
時計を見ると13時。
主治医の先生がようやく駆けつけてくれた。
「どう?頑張ってるね。」
いつものように、のほほんとした先生。
いや、もう、限界なんですけど!
人生最大力を出し切ったんですけど!
順序は覚えてないけど、途中、会陰切開が行われる。
痛くないと聞いていたのに「プチっ」と音がし、
「痛っ」と叫んだ。
まだまだイキみ続ける。
もう、これを最後にしてくれと、力を込めてイキむ。
イキむ。
イキむ。
「頭が出て来ましたよーーー」
やっと頭だ!
でも、股に頭が挟まって痛い!痛い!
なのに、どうやらベビーが動いているらしく、
頭を見ている看護婦が「赤ちゃん、頭動いてる!」と言うと、
お腹を押さえていた看護婦が「お腹の中でも動いてます」と言う。
「まーー元気な赤ちゃんねーーー」と皆が笑ってる。
(ちなみに看護婦たち10人くらい、皆20代〜30代前半って感じ)
痛い!痛い!股に挟まってるのに、そんなに動かないでくれベビーちゃん!
なにやら探している看護婦が現れる。
「あそこにあるでしょ」「ここにあるでしょ」と看護婦たちはのん気なもの。
「お腹、押すよ」と先生。
お腹に先生が体重を掛け、赤ちゃんを押す。
ドゥルルルルーーーン。
王Gが誕生したのでした。
時、13時40分。
分娩台に上がって、実に1時間半。
後から幼なじみの助産士から聞いた話。
「長いお産で大変だったね。でも、赤ちゃんもお母さんも安定してたから、自然に出てくるの皆、落ち着いて待っとったんよ。
あんなに長くなると、赤ちゃんの具合が悪くなったりして、早く出すようにしたりするんだけどね。」
お産ってどのくらいカロリー消費するんだろう。
私は2000キロカロリーは消費した気分だった。
分娩台に行きましょうと言われても歩けない。
助産士、看護婦にしがみつき、なんとか分娩台に上る。
その間にも絶え間なく陣痛の波はやって来るわけで、
時々「あぁぁぁ、来た・・・ひぃぃぃっ ひぃぃぃっ」と耐えつつ、分娩台に横たわる。
なにやらあれこれカバーを着けられる。
時計を見ると12時20分くらいだった。
「よし、1時までには産むぞ!」と誓う。
もう、どうにかなりそう。
この痛みから早く逃れたい。
気絶してしまいそう。
いや、気絶してしまいたい。
壮絶な波が後から後から押し寄せてくる。
もう出そう、出そう、出そう!!!
どうにもならない、肛門へ向かうぐおーーーーーっとした力。
たぶんウンチが出てる。
いや、出てる、絶対出てる!!
足を台に乗せて固定しようとされるも、
「痛い、痛い!」
「私と一緒で硬いわねーーー」と看護婦に笑われる。
体は硬い方ではないのだけど、そんなに今、足、開けないよー。
喉はからっから。
研修生が心遣いでうちわで顔を仰いでくれてるのだけど、
口の中がからっからになるばかり。
横で水差しを持ってくれてる看護婦に「みずぅぉ、みずぅぉ!!」と飲ませてもらう。
うちわはやめてほしかった。
どうやら私の陣痛は大きいのと小さい波が交互に来ているらしかった。
「これは!!」と思う波を自分で判断し、イキんでと言われるが、
そのうち何がなんだかわからなくなる。
何度イキんでも、イキんでもビクともしない。
もう体力限界。
もう気を失いたい。
切って出してくれ。
そうこうしているうちに、パフッ!!!!と何かが弾けた感じ。
出たのか?出たのか?
「破水です!!」と看護婦。
えーーーーーーー!!!!!!
すんごい頑張って、もう体力なんてないのに、
今の、破水なのぉぉぉ???
時計を見ると13時。
主治医の先生がようやく駆けつけてくれた。
「どう?頑張ってるね。」
いつものように、のほほんとした先生。
いや、もう、限界なんですけど!
人生最大力を出し切ったんですけど!
順序は覚えてないけど、途中、会陰切開が行われる。
痛くないと聞いていたのに「プチっ」と音がし、
「痛っ」と叫んだ。
まだまだイキみ続ける。
もう、これを最後にしてくれと、力を込めてイキむ。
イキむ。
イキむ。
「頭が出て来ましたよーーー」
やっと頭だ!
でも、股に頭が挟まって痛い!痛い!
なのに、どうやらベビーが動いているらしく、
頭を見ている看護婦が「赤ちゃん、頭動いてる!」と言うと、
お腹を押さえていた看護婦が「お腹の中でも動いてます」と言う。
「まーー元気な赤ちゃんねーーー」と皆が笑ってる。
(ちなみに看護婦たち10人くらい、皆20代〜30代前半って感じ)
痛い!痛い!股に挟まってるのに、そんなに動かないでくれベビーちゃん!
なにやら探している看護婦が現れる。
「あそこにあるでしょ」「ここにあるでしょ」と看護婦たちはのん気なもの。
「お腹、押すよ」と先生。
お腹に先生が体重を掛け、赤ちゃんを押す。
ドゥルルルルーーーン。
王Gが誕生したのでした。
時、13時40分。
分娩台に上がって、実に1時間半。
後から幼なじみの助産士から聞いた話。
「長いお産で大変だったね。でも、赤ちゃんもお母さんも安定してたから、自然に出てくるの皆、落ち着いて待っとったんよ。
あんなに長くなると、赤ちゃんの具合が悪くなったりして、早く出すようにしたりするんだけどね。」
お産ってどのくらいカロリー消費するんだろう。
私は2000キロカロリーは消費した気分だった。
コメント
と、聞いたことがあります。